エリザベス ニャマヤロ - 平等な未来のために

国連事務次長の上級顧問であり、UN Womenのエグゼクティブディレクターも務めるエリザベス ニャマヤロは、世界規模で展開されるHeForSheキャンペーンの立役者です。

幼い頃自身が国際連合(UN)の支援を受けた経験を持つ彼女は、国連が世界中で変化を巻き起こし、人々の命を救っていることを誰よりも知っています。

そんなエリザベス ニャマヤロが、国際女性デーについて、そしてUN Women と HeForShe キャンペーンについて語ります。

あなたの経歴について少し詳しく聞かせていただけますか?
UN Women と HeForShe における現在の役割についても教えてください。


私は、国連が世界中で変化を巻き起こし、命を救っていることを目撃したひとりです。8歳の時、住んでいた国がひどい干ばつに見舞われ、もう少しで餓死するところでした。その頃ジンバブエの小さな村で祖母に育てられていたのですが、国連に見つけてもらい一杯のオートミールをもらって命を救われたのです。 この出来事は幼心に忘れられない思い出となり、私の世界観を形成しました。そして後に国連で人道支援の仕事に就くことにつながりました。国連で働き始めて15年以上となる現在は、十分なサービスが行き届かないコミュニティでの不平等是正に取り組んでいます。

あなたがこれまで一番大きな影響を受けた人は誰ですか?その理由は?

もちろん、国連事務次長でありUN Women 事務局長を務める私の上司、プムズィレ ムランボ=ヌクカです。彼女は明確なビジョンを持つ素晴らしいリーダーで、いつも私に最高のアドバイスをくれるのですが、そのひとつが「リーダーであることは、先頭に立つことではない。障害を取り除き、他の人がリードできるようにすること」というものです。毎日この教えに従って前進しています。HeForShe の基盤となる信条も、「自らの課題に対するソリューションを自力で考え出す力がコミュニティに与えられた時に初めて、本質的かつ持続可能な変化を起こすことができる」というものなのです。

リーダーであることは、先頭に立つことではない。障害を取り除き、他の人がリードできるようにすること
エリザベス ニャマヤロ

今年の世界女性デーのテーマについて詳しく教えてください。あなたにとって国際女性デーはどんな意味がありますか?

2018年国連国際女性デーのテーマは、「今こそ行動を:女性の生活を向上させるために農山漁村及び都市部で活躍する活動家たち(Time is Now: Rural and urban activists transforming women’s lives)」です。これは、女性の権利、平等、公正に向けた前例のない規模の世界的な動きです。

女性に対するセクシャル・ハラスメント、暴力、差別は、メディアやパブリックスピーチで大きく取り上げられ、変化を求める声が高まっています。世界中の人々が、より平等な未来に向けて動き始めています。HeForShe はジェンダー平等に向けた国連の活動のひとつであり、協力者として男性を巻き込むことで農村や都会などあらゆる状況下の女性にエンパワーメントを行い、この現在の気運を行動に変えようとしています。

 

世界中の人々が、より平等な未来に向けて動き始めています
エリザベス ニャマヤロ

UN Womenはなぜ、この取り組みに企業を関わらせたいのでしょうか?

UN Womenは世界中でジェンダー平等を推進するグローバルな国連機関ですが、国連そのものが、持続可能な開発目標に向けて民間部門を巻き込むことを大変重視しています。

国連と民間部門は共生的な関係にあります。企業もまた、責任を持って事業を行い、世界が抱える問題を悪化させないように務めなければなりません。課題は山積しており、今回の取り組みをスタート地点として民間部門を巻き込んでいく必要があります。

UN Womenの視点から言えば、企業や社会の中で女性がどのように評価されているかに注目することが重要です。これまでに男女平等を達成できた企業が世界に一社もないという事実から見て、今必要なのは、私たちが世界中の企業のCEOたちと関わり合おうと試み、改革のアジェンダを考案し、企業内において変化を生み出すことなのです。

UN Womenは民間部門に働きかけ、2030年までにジェンダー平等を達成すべく前進していきます。

UN Womenが特にこのプロジェクトのパートナーとして デビアスグループを選んだ理由は?

HeForSheキャンペーンでは、2020年までにジェンダーの平等、あるいは少なくともいくつかの重要な政策において、何かしらの前進を目指しています。私たちはロールモデルを探しており、また、ジェンダー平等のための改革に積極的に取り組み、実績のある企業を探しています。

デビアス グループはこの点において申し分ありませんでした。デビアス グループは、ジェンダーに関してすでに多くの取り組みを行っており、この企業となら良いスタートが切れると分かっていました。

またHeForSheの視点からは、男性や男の子がどのようにソリューションに参加できるか、平等な社会の実現においてどのように平等なパートナーになれるかを考えたかったのです

このような条件にデビアス グループはぴったりでした。デビアス グループなら、変化は可能だということ、その変化を起こすために男性を巻き込めること、そしてジェンダー平等のために設定したこの極めて野心的かつ必要な目標を達成することができることを同じ業界のパートナーや他の産業に示してくれると思ったのです。

男性を議論に巻き込むことがなぜそれほど重要 なのでしょうか?

「平等を達成するなんてこれから270年もかかるよ」と世界中から言われたとしても、変化は可能だということをHeForSheキャンペーンを通じて伝えたいのです。少なくとも、世の中の大部分の権力を握る男性を巻き込んで、適切なリーダーシップと取り組みが実行されれば、大きな前進が可能だと証明したいです。

そう、女性はガラスの天井を破ることができますが、1人の男性がその天井を取り除けば、女性がガラスを壊そうとして手を傷つける必要などないのです。ごくシンプルなロジックです。ですから男性を参加させると違いが生まれること、権力を持つ男性を巻き込めばさらに大きな違いが生まれること、そして権力を持つ男性が本腰をいれて取り組み始めればまたさらに大きな違いが生まれるということを実証したいのです。

HeForSheの推進者たちが残せる最大の遺産は、歴史の流れに乗ってソリューションを生み出し、それらを世界に向けて送り出すことです。そうすれば私たちは21世紀中に間違いなく加速し、転換点を見出せるでしょう。

そう、女性はガラスの天井を破ることができますが、1人の男性がその天井を取り除けば、女性がガラスを壊そうとして手を傷つける必要などないのです
エリザベス・ニャマヤロ

女性のエンパワーメントの社会的利益について少し教えてください。

女性が平等な役割を担う時、経済は拡大し、国は成功します。女性をエンパワーメントして女性が同じテーブルに着けば、より多くのアイディアが生まれます。そのアイディアを使えば、企業ができることも増えます。それはもちろん株主の利益にもなるのです。

さらには、女性たちに経済力が与えられることで初めて、家族が学校に行けるようになる発展途上地域もあります。男性の収入だけではなかなか学費には回らないのです。女性は家族のために食料を調達し、家族を学校に行かせることを優先するので、自分が属するコミュニティ全体、家族全体を支えていることが多いのです。

変化を起こす

For Women. Foreverの継続的な取り組みの一環として、フォーエバーマークは女性のエンパワーメントに尽力しています。
十分なサービスが行き届かないコミュニティにおける不平等是正に取り組むニャマヤロ。彼女の心からの情熱と、男女平等を目指す努力が、フォーエバーマークにインスピレーションを与えています。

私たちができる小さなことひとつひとつの積み重ねが、より大きな動きを生み出します。そして、こうした動きが変化を生み出すパワーを持つのです。

平等な未来は私たちの手中にあります。そして私たちと同じように、エリザベス ニャマヤロは、男女の平等と”永遠“を守ることの支持者なのです。


Now, Forever

永遠に変わらない価値を持つものがあることを、私たちは信じています。人は、ときには回り道をし、成功や挫折を経験しながらそれぞれの旅を通じて
真実の愛を目指します。今あなたが刻む一歩も
永遠へと近づくための一歩なのです。